現世は夢になり、夢は現世になる
キャラクター紹介
東方の神童を探し求めて数百年を生き抜いた老人(魔術師?)。悪魔くんに「ソロモンの笛」を授け、悪魔の召喚を成功に導いた師匠にあたる人物で、松下一郎に限らず全ての悪魔くんの指導者です。埋れ木真吾版では初期から終盤まで行動を共にしますが、松下一郎版と山田真吾版では登場後、早々と「風変わりな死」を迎えます。短期間(短ページ)の登場ではありますが、その風貌と言動により強烈な印象を残してくれます。流石、水木しげる大先生が若かりし頃に感銘を受けたというゲーテの代表作の名を受け継ぐキャラクターです。
制作過程
- 素材
大百怪 子泣きじじい をベースとしました。 - 加工
頭髪はエポパテ造形ですが、手こずって何度かやり直しています。口は元の造形を残しつつ下唇は形状を変え、鼻も元の造形を活かしたかったのですが髪と髭に埋もれてしまったのエポパテを盛って造形し直しています。
身体部は、ミノをマントに加工し、服は前掛けを外した裸体の形状を基本そのままにベルト、ブーツをエポパテで加工しました。
杖を持つては角度を変えて、座布団につっかえてしまったので少し短縮化しています。 - 塗装
フィギュア「悪魔くん大画報」のファウスト博士を参考にしました。実物は持っていないので、ネット検索の画像を参考に。なるべく、汚く仕上げました。
完成品
アニメ悪魔くん放映当時の消しゴムフィギュアを造形の参考に丸みのある頭部としたのですが、制作後に貸本版や千年王国、山田真吾版を読み返したところ、漫画ではアニメ版のふわっとした頭髪ではなく、ベッタリとした質感の三角形状の頭部でした。髪型をもっと漫画版に近づけたかったと思わなくもないですが、まあ、よしとしています。