千馬万怪堂 -大百怪補完録-

妖怪・異形フィギュアの改造・改修・造形記録

水木しげる監修妖怪フィギュアシリーズ「大百怪」についての紹介

  • メーカー:やのまん
  • シリーズ展開期間:2006年6月〜2009年1月
  • 妖怪画・監修:水木しげる
  • 解説:村上健司
  • 原型プロデュース:山口隆
  • 原型師:伊澤靖志、井田恒之、福元徳宝、山口隆

大百怪について

2006年より、やのまんよりシリーズ展開された水木しげる監修の妖怪フィギュア。各巻につき10体の妖怪が実体化され、水木しげる大先生の「目指すは百体ですかッ ナールホドッ!」のコメントが寄せられていましたが、残念ながら、シリーズは全七巻(+再録弾)…

大百怪 第一巻

記念すべき第一弾。一本だたら、夜行さん、磯女、白坊主等、後続の弾に比して、ボリューム感のある妖怪が目立つ。初リリース弾としての試行の形跡や意気込みが感じられてオモチロイ。亜種シークレットがセメントカラーぬりかべというのは、鬼太郎3期世代とし…

大百怪 第二巻

子泣き爺を目玉に、シークレットに悪魔くんの代表妖怪である百目を掲げたイブシ銀の第二弾。今でこそ、コロナ禍を経て人気妖怪と化したアマビエがラインナップされているのは流石。亜種シークレットが子泣き爺の石化版というのが、もう、渋くて渋くて。 商品…

大百怪 第三巻

満を持して登場の鬼太郎収録弾。亜種は色違いではなく目をつむった鬼太郎というのが可愛くて心憎い。人気妖怪のキジムナー、河童をラインナップし、シリーズを盛り上げようとする意気込みが感じられます。一方で、座敷わらしではなく倉ぼっこや、等身大の海…

大百怪 第四巻

シークレットのべとべとさんが、もう、なんというか、2cm程度の大きさにクリア素材での整形と、これは、もう、蒐集欲を刺激されて仕方がない逸品。また、ねこ娘通常版の原画に忠実な造形に対して亜種シークレットでの化け猫アレンジ造形が素晴らしく、これも…

大百怪 第五巻

ゲゲゲファミリー不在の代わりに、名悪役の朱の盆、水木作品常連の死神、水木造形が素晴らしいさざえ鬼と、敵役キャラで脇を固めた第5弾。シークレット一目連の大胆な造形解釈も素晴らしいのですが、このあと、6弾、7弾と花形妖怪が不在な感じになってしまっ…

大百怪 第六巻

ゲゲゲファミリーのお母さん、砂かけおばばを筆頭に、常連妖怪の呼子、妖怪城の2妖怪たんたん坊(表記は大かむろだけど)、かまいたち、とラインナップは悪くない気がしますが、ちょっと地味な第六段。今でも他の弾よりも安価に入手しやすいのは流通量が多か…

大百怪 第七巻

2回目の価格改定によりスタート時価格より100円UPで発売。それでも今(2021年)から見たらお手頃価格に感じますが、曲がり角を迎えた第7弾。妖怪総大将ぬらりひょんを筆頭に、シークレットは陰摩羅鬼と渋めのチョイス。あまめはぎ、竹切り狸、二口おんなとい…

大百怪 怪帰禄

シリーズの最後は、過去ラインナップからの選抜による再録弾。亜種枠が無くシークレット妖怪が2体分収録され、この弾のみ収録妖怪は11体となります。再録といっても、ゲゲゲファミリーと元々二体一組妖怪の「たくろう火」は新規造形で、それ以外は、鮮やかな…