ぼく悪い政治家みたいに人のこと考えないの
キャラクター紹介
悪魔くんといえば、この人物。黒のスーツに黒いマントをひるがえし、ステッキとシルクハットが瀟洒な厳つい顔した紳士姿の悪魔。扱う魔力は、絶対零度!に細胞分裂!、角電気!と見た目も派手な強力なものばかり、なのにどこか抜けていて、甘いものと美女に弱いお人好しの身も心もイケメン悪魔です。
登場時、金を持たないダゴバに対しては無慈悲に細胞分裂の魔力を放ったのに対し、悪魔くんの出世払い提案は容易に受け入れるというのが人柄を物語っていますね。最後はあっさりと悪魔くんと袂を分かちますが、きっと、あの後もなんやかんや悪魔くんからのヘルプがあれば応えていることでしょう。
#保護者な悪魔
— yokai1999 (@barou_1999) 2021年12月19日
山田悪魔くんは、個性的な少年たちが、好奇心の強さと無謀さで自由に動き回り、それを仕方なくメフィストが救済するというお話で、子を持つ親になって読むと俄然メフィストに同情しちゃいますね。最初は嫌がっていたのに、最後はほっとけなくなっているメフィスト、お前、良いやつだなぁ pic.twitter.com/zuo2SPCDxT
制作過程
- 素材
身体部分は、悪魔くんキャラの制作には欠かせない建築模型用人形1/50スケールを利用し、頭部とステッキを持つ左手は大百怪「豆腐小僧」からパーツをレジン複製しました。
豆富小僧は大百怪第一巻に収録されています。 - 加工
頭部には角と頭髪と顎、高い鼻を追加加工。豆富小僧の面影は皆無です。
マントはプラ板でシルエットを整えた後にエポパテで整形しています。
ステッキは直径1mmのプラ棒。シルクハットはお湯プラを角に被せた上で、エポパテで覆い加工しています。うまくいきました。 - 塗装
肌の色は、人外っぽく、でも、ゾンビのような死人カラーではなく、病人のような顔色でもないものを意識しました。
完成品
シンボルのシルクハットは是非とも着脱式にしたかったので、上手くいき、とても満足しています。
#12で紹介したヤモリビトよりも、メフィストのほうが先に制作したもので、ヤモリビトの頭部はこのメフィストから複製しています。
ただ、造形として違いを出したかったので、ヤモリビトは角なしの「千年王国」スタイルとし、表情も厳ついメフィストに対して困惑の表情としました。
#ふたりの従者
— yokai1999 (@barou_1999) 2021年12月10日
メフィストは、ヤモリビトよりも先の制作で、ヤモリビトの頭部はメフィストの複製です。シルクハットは共用。ヤモリビトを角無しの千年王国版にしたのは、造形に違いをつけたかったからで、表情も敢えて変えました。それぞれの個性が出せたと思います。#悪魔くん #メフィスト pic.twitter.com/lsDmCdY6hU