勉強してかしこくなり親のかたきをとりたいのです
妖怪紹介
悪魔くんにおけるマスコットキャラポジション。後半になるにつれ容姿の可愛さが増していきますが、個人的には登場時の潰れたような容姿が好きで、この制作においても可愛くなりすぎないように意識して造形しました。
父を亡くし行き場がない中で、なんとか悪魔くん宅に居候しますが、悪魔くんの両親からも、学校の先生や級友からも冷たくあしらわれる、人間の世界に馴染めない可愛そうな子です。その父の敵も、なんだか微妙な感じに勝手に行き倒れて、百目の子の無念は晴らせたのでしょうか?
そのなかで、悪魔くん・貧太・情報屋の三人組と打ち解けているのが、救いというか、微笑ましいです。物語の最後に、メフィストの親戚の魔女に養子として引き取られますが、あれはきっと、メフィストの優しさによる計らいだったんだと解釈しています。幸せになっていて欲しいな。
制作過程
- 素材
ボディは、大百怪「ひょうすべ」を利用しています。頭部は別のキャラに利用します(今後紹介予定)。 - 加工
頭部と手足はエポパテ造形。百目の各所にある目は薄いプラ版を目の形状に切り取り、貼り付けています。 - 塗装
水木先生の彩色画ではオレンジの体色で描かれているものもありますが、やはり緑でしょう。
完成品
悪魔くんには控えめな態度なのに(居候の負い目?)、貧太と情報屋には勝ち気に接するのが可愛いですね。居場所の無い百目にとって、悪魔くん3人組との交流が安らぎの場になっているのに心温まります。