ビビビのねずみ男
妖怪紹介
貸本版「墓場の鬼太郎」初期からの常連メンバー。
貸本では、どちらかというと、ねずみ男が勤勉な怪奇趣味者で、対して鬼太郎は自由を愛する怠け者といった風情でしたが、その後の作品では、優等生な「ゲゲゲの鬼太郎」に対して怠け者で、ずる賢く、意地汚いヨゴレ役としての「ビビビのねずみ男」として描かれ、半妖怪として、人間と妖怪のそれぞれの性悪なところを引き継いだ道化役に転身。それが故の憎めなさ、愛嬌さ、とミリキに溢れた存在で、水木しげる大先生も一番好きなキャラにあげる屈指の人気キャラです。
大百怪にラインナップされなかったのがホント不思議ですが、彼の不在が、大百怪補完禄の取り組みの大きな原動力となっています。
制作過程
- 素材
・昔なつかし、妖怪消しゴムの「ねずみ男」
・2002年ごろのプライズ品「ゲゲゲの鬼太郎キーチェーンフィギュア」の「死神」
いずれもフリマアプリで購入しました。 - 加工
頭部は妖怪消しゴムを利用し、身体部は、死神のボディにエポパテで盛り付け+大百怪「鬼太郎」の左手をレジン複製したものをくっつけました。死神の頭部は別で活用するため、捨てずに保管します。 - 塗装
鬼太郎アニメ3期世代としては服の色が悩みどころですが、ここは原作カラーのヨゴレた黄色に塗装します。 - 完成
つや消しスプレーを噴いて完成。
完成品
表情は少し悩みましたが、めつむり鬼太郎と並べたくて、目を細めた企み笑いに。 飄々とした鬼太郎のそばで悪巧みをするねずみ男。最高の組み合わせですね。