ぐわははは わしはロンドンの人食いオオカミじゃ
妖怪紹介
西洋妖怪軍団、二人目も、もちろんこの男。倫敦の狼男。
水木作品でも常連で、貸本版「墓場鬼太郎」から人狼(ひとおおかみ)として登場しています。もっとも後年の定番容姿とは異なり、狼化する前の姿は後年のラ・セーヌのような紳士姿で、変貌後はホラーテイスト強めなモンスターとして描かれます。
その後の登場エピソードでは、人から狼への変身描写はなく、また、オオカミの俊敏性が描かれるでもなく、スーツ姿であるが故に却って粗暴で粗野な野生味を感じる印象で、「おばけ世界旅行編」ではインテリヤクザそのもの。良い味だしてますね。
制作過程
- 素材
頭部と手は大百怪「ひでりがみ」、身体部は大百怪「あまめはぎ」です。 - 加工
エポパテでスーツ姿や、頭髪を調整。目はプラ板造形です。 - 塗装
スーツのカラーを何にするか悩みましたが、西洋妖怪は全般的にシックなモノトーンカラーが多いので、並べた際にアクセントとなるよう派手目な色にしたいと思い、アニメ6期を参考としたワインレッドなカラーリングとしました。
完成品
ドラキュラとオオカミ男の二人を並べた際の安定感は、鬼太郎とねずみ男のペアに匹敵するものがありますね。