千馬万怪堂 -大百怪補完録-

妖怪・異形フィギュアの改造・改修・造形記録

「激走!妖怪ラリー」 - 妖怪情景007

激走!妖怪ラリー

いくつかのフィギュアを並べて、妖怪や悪魔が織りなす情景を表現します。鬼太郎の名エピソード「妖怪ラリー」を再現しました。

情景説明

バックベアードと鬼太郎のデッドヒート!真剣な表情の鬼太郎の隣に、脳天気なねずみ男がいるのはご愛嬌。原作「妖怪ラリー」には無いシーンですが、鬼太郎とねずみ男の楽しげなドライブも再現したくて二人乗りとしました。

構成アイテム

妖怪自動車(バックベアード車)

2007年、鬼太郎アニメ5期放映時にバンダイより発売された食玩「ゲゲゲの鬼太郎 びっくり妖怪横丁」の「No2ねずみ男と妖怪自動車」を利用しています。同シリーズは幽霊電車にも利用しています。

妖怪自動車(鬼太郎車)
バックベアード車にサイズのあうものを探して、フリマアプリで入手しました。

バックベアード
カプセルトイ「ゲゲゲの鬼太郎おざぶとんフィギュア」です。妖怪ラリーに取り組むきっかけは、このシリーズのベアードが、妖怪自動車のサイズにピッタリなことに気づいたことでした。

制作過程

妖怪自動車

妖怪自動車の制作過程

妖怪自動車の制作過程
  1. ベアード車は、元の形状がシンプルなので、プラ板、プラ棒でディティールを追加します。タイヤ、ハンドルは、百均のミニカーからパーツ取りしました。
    鬼太郎車は、一人乗りサイズだったので、プラ板で座席部をサイズアップ。元がダイキャスト製なので切除加工は難しくて、むりやり座席を拡張しています。
  2. シルエットを整えたあとは、細部をエポパテで埋めて調整します。
  3. サフを吹いた上で、塗装。ベアード車を水木先生のイラストに合わせて赤い車体としたので、鬼太郎車は補色のグリーンとしました。鬼太郎車単体だったら赤にするところでしたが、並べた際のバランスを意識してのカラーリングです。

鬼太郎とねずみ男

鬼太郎とねずみ男の制作過程

鬼太郎とねずみ男の制作過程
  1. 鬼太郎の素体は、大百怪「鬼太郎」をレジン複製したものを利用。
    ねずみ男は、頭部を昔の消しゴムフィギュアをレジン複製したものを利用しています。ボディはプラ板、プラ棒で、手足は大百怪の何かの妖怪からレジン複製しています。
  2. それぞれポーズのバランスを取った上で、エポパテで細部調整します。鬼太郎は、レース中の真剣な表情とし、一方でねずみ男はお気楽な表情とポーズにしています。
  3. 塗装は、漫画版のカラー絵を参考にしています。

鬼太郎とねずみ男のポーズをうまくできるかが懸念でしたが、イメージ通りにできて良かった!