千馬万怪堂 -大百怪補完録-

妖怪・異形フィギュアの改造・改修・造形記録

ガマ令嬢 - 大百怪補完録047

これチャックですのよ オホホホホ

ガマ令嬢

ガマ令嬢

キャラクター紹介

鬼太郎夜話の登場人物で一番好きかもしれない。
どう見ても怪しげな人外ルックスと、口元のチャック音で、妖怪男(ねずみ男と人狼)を魅了する妖女。子供には、そのミリキが伝わらないというのが最高ですね。

制作過程

ガマ令嬢 制作工程

ガマ令嬢 製作工程
  1. 素材
    建築模型用人形を利用。悪魔くんキャラ制作時に10体セットを購入し、そのうち2体だけが女性でした。悪魔くんキャラに取り組む上では男性素体が多いほうが有り難く、女性素体はどうしたものかと悩みました。そのひとつの利用がガマ令嬢です。
    チャックを開く手は、大百怪「豆腐小僧」の片手をレジン複製しています。
  2. 加工
    頭部はエポパテ造形。体は、女性体型を誇張すべく、肩、胸、腰にエポパテを盛りました。 印象的な、チャックを開けるポーズとしています。
  3. 塗装
    アニメ版を参考にしています。

完成品

大百怪 ガマ令嬢

大百怪 ガマ令嬢

貸本期の鬼太郎には、人か、人在らざるものか、境界が曖昧な存在がひしめきあって登場するのが楽しい。(妖怪達の宴シーンに、塗り壁、砂かけ婆の名はでてきますが、今の容姿ではなくモブキャラ・クリーチャーとして描かれています。)
貸本版悪魔くんも明確な人外キャラは描かれておらず、貸本期の2大作品には独特な空気感がありますが、そうしたキャラクター描写にも一因があるのかなあ、と思っています。

ねずみ男とガマ令嬢

ねずみ男とガマ令嬢