これチャックですのよ オホホホホ
キャラクター紹介
鬼太郎夜話の登場人物で一番好きかもしれない。
どう見ても怪しげな人外ルックスと、口元のチャック音で、妖怪男(ねずみ男と人狼)を魅了する妖女。子供には、そのミリキが伝わらないというのが最高ですね。
制作過程
- 素材
建築模型用人形を利用。悪魔くんキャラ制作時に10体セットを購入し、そのうち2体だけが女性でした。悪魔くんキャラに取り組む上では男性素体が多いほうが有り難く、女性素体はどうしたものかと悩みました。そのひとつの利用がガマ令嬢です。
チャックを開く手は、大百怪「豆腐小僧」の片手をレジン複製しています。 - 加工
頭部はエポパテ造形。体は、女性体型を誇張すべく、肩、胸、腰にエポパテを盛りました。 印象的な、チャックを開けるポーズとしています。 - 塗装
アニメ版を参考にしています。
完成品
貸本期の鬼太郎には、人か、人在らざるものか、境界が曖昧な存在がひしめきあって登場するのが楽しい。(妖怪達の宴シーンに、塗り壁、砂かけ婆の名はでてきますが、今の容姿ではなくモブキャラ・クリーチャーとして描かれています。)
貸本版悪魔くんも明確な人外キャラは描かれておらず、貸本期の2大作品には独特な空気感がありますが、そうしたキャラクター描写にも一因があるのかなあ、と思っています。
#鬼太郎夜話
— yokai1999 (@barou_1999) 2022年4月19日
人か人在らざる者か、境界グレーなモノノケ達の群像劇。「ゲゲゲの鬼太郎」とは一味も二味も違う物語。ガロ版もありますが、未読の方は是非、貸本版を。何が違うって?鬼太郎がガロ版よりも幼く可愛らしいのにアウトローの風格たっぷりで、ギャップ萌えのミリキが凄いのです。#墓場鬼太郎 pic.twitter.com/BjW9UFcUPD