千馬万怪堂 -大百怪補完録-

妖怪・異形フィギュアの改造・改修・造形記録

寝子(化け猫) - 大百怪補完録045-2

くやしいわ 私きっと食べてやるから

寝子(化け猫)

寝子(化け猫)

キャラクター紹介

「ねこ屋」の寝子の、ネズミを察知し我を失った化け猫モードです。
貸本版「墓場鬼太郎」を読むまで、ゲゲゲの鬼太郎のネコ娘は数多いる妖怪の一人で、アニメ化後にレギュラー化したものと思っていました。実際には鬼太郎の最初期エピソードの主要キャラということを知り、驚きました。

制作過程

寝子(化け猫) 制作工程

寝子(化け猫) 製作工程
  1. 素材
    ボディは大百怪「ねこ娘」、頭部は「ひょうすべ」です。
  2. 加工
    頭部は「ひょうすべ」を削りに削って小顔化し、細部と頭髪、耳をエポパテ造形しています。
  3. 塗装
    通常態同様にアニメ版を参考にしました。

完成品

大百怪 寝子(化け猫)

大百怪 寝子(化け猫)

鬼太郎、ねずみ男と違い、貸本時代と少年誌掲載時代とで、容姿とキャラクター性を大きく変えています。そのキャラクター性の振れ幅は、キャラクター自身の懐の深さでもあり、繰り返されるアニメ化においても多様な変化を見せています。
基本設定は変わらないけど性格で個性を見せる鬼太郎と、どのアニメにおいても変わらぬピエロぶりを発揮するねずみ男に対して、ネコ娘の描かれ方はチャレンジングなものでアニメの独自性の拠り所になりつつありますね。

もとにした妖怪と

ひょうすべ と 寝子