なあ、しげーさん
キャラクター紹介
水木先生の世界観のベースには、彼女の存在が大きく影響していると言われています。あの世、そして、この世ならざるモノへの知識は、拝み屋である「のんのんばあ」との交流により培われました。
詳しくは、水木先生の著書「のんのんばあとオレ」に記されていますが、そのエピソードには、水木先生の脚色も多分に含まれるようですね。漫画版では、不思議な力を発揮する場面が多くありますが、実際には普通のお婆さんだったのかもしれません。
実態はともあれ、武良(水木しげるの本名)一家にとっては、愛すべきお婆さんだったことは間違いないようで、各作品でも魅力たっぷりに描かれています。
制作過程
- 素材
胴部分は大百怪「ふたくち女」、足部分は同「砂かけ婆」をレジン複製したものを利用。両手はチョコエッグのコナンのキャラクターからパーツ取りしました。 - 加工
頭部はエポパテ造形で、胴体部分は各パーツをつなげつつ、腰を曲げた姿勢で造形しました。 - 塗装各作品の表紙絵を参考としました。
完成品
私が、漫画版「のんのんばあとオレ」を読んだのは、フランスの賞を受賞し、日本でも受賞記念版が出版された際でした。エッセイ版は、それよりもだいぶ前に読んだきりで、記憶も薄れていましたが、その印象の違いにやや戸惑った思い出がありますね。漫画版はドラマをベースにしているようですが、ドラマは未見なのですが、ジュブナイルなエピソードが爽やかで、少年と少女をつなぐ のんのんばあ がとても魅力的に描かれています。