千馬万怪堂 -大百怪補完録-

妖怪・異形フィギュアの改造・改修・造形記録

手の目 - 大百怪補完録008

不気味すぎる妖怪

手の目

手の目

妖怪紹介

子供の頃、もっとも恐ろしく、もっとも不気味と感じた妖怪です。なのに、今となっては造ってみたいと思えるのが不思議です。造形中も、うへぇ、と思いながら楽しみました。良い感じに気持ち悪くできたと思います。

制作過程

手の目 制作工程

手の目 制作過程
  1. 素材
    大百怪は大座頭をベースとします。ペイントリムーバーで塗料を落とします。
  2. 加工
    姿勢を整えて、大座頭の左手をレジン複製して右手に加工し、0.2mmのプラ棒を薄くスライスして目玉のベースとします。顔の造形は大座頭をベースにしようと思っていましたが、結果、エポパテを盛って造形しました。やや顔がデカい?
  3. 塗装
    いい感じに生々しいカラーにできたと思います。目玉は、ベースのプラ板に瞳を描いた上でレジン点眼しています。

完成品

手の目

大百怪 手の目

大百怪の80種のラインナップには2体の座頭妖怪が含まれています。手の目をそこに加えて、同系統妖怪のモチーフを並べて見ると、昔の人々が何に畏怖を感じ、何に畏敬の念を持っていたかが伺えて非常にオモチロイですね。

座頭系妖怪と並んで