登場時の第一声は「うおーっ」で二声目は「うわーっ」
妖怪紹介
南方妖怪ではないかもしれませんが、小笠原血戦で招集されたアジアの吸血妖怪の一人。
なかなか印象的な外見をしていますが、砂かけ婆に瞬殺されます。鬼太郎にリベンジを図りますが、こちらも一瞬で返り討ちにあいます。可哀想。土中から現れる姿や、やられてひっくり返る姿のいずれもがクマのぬいぐるみみたいで、おぞましさは微塵も感じません。
新編・ゲゲゲの鬼太郎では、無敵のヒ一族を操る黒幕として登場。ヒ一族には夜叉神様と敬われ、小笠原血戦での恨みを晴らすかのようにそこそこの強敵として描かれます。まあ、あくまで強敵なのはヒ一族であって、女夜叉自体はあっけなくやられてしまうのですが・・。
制作過程
- 素材
ボディは大百怪「あまめはぎ」、両手は「日照り神」をレジン複製したものを利用。 - 加工
頭部は、プラ板に形状を記載して切り抜いて、そこにエポパテを盛ってベースを整形します。モッサリとしたヒゲは、プラ棒を熱して薄く伸ばしたものを植毛しました。 - 塗装
「水木しげる 世界妖怪大百科」のカラー絵を参考としました。
完成品
女夜叉の頭部の造形の元ネタは、中国ではない国の民芸品にあるようです。
「女」と性別をその名称に冠していますが、女性らしさの感じられない描写です。実際には性別を有している妖怪なのか?女性性を感じさせない描写なのは、意図したものなのか?
読み方も「にょやしゃ」なのか?「おんなやしゃ」なのか?
色々と謎な妖怪です。