いくつかのフィギュアを利用して、妖怪や悪魔が織りなす情景を表現しています。今回は、貸本「墓場鬼太郎」の印象的な一場面を再現しました。
情景説明
貸本「ボクは新入生」の一場面。カブにまたがって夜道を駆ける鬼太郎です。とぼけた表情でバイクを駆る姿が可愛らしく、Tシャツのデザインに利用されたこともある人気の一コマ。貸本の鬼太郎は、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズと異なり、怠惰で不気味なところが魅力の一つ。少年の姿でバイクを乗り回したり(おそらく盗んだバイク)、タバコをふかしたり。可愛い。
なお、鬼太郎は左目を失明している姿で描かれますが、実は、るのこのエピソードでの鬼太郎は右目を失った姿で描かれています。貸本時代は、目の左右が作品や場面によって違ったりします。今回は、作品とは違い定番となった左目を失った姿で作りました。
構成アイテム
- バイクとポスト
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2001年に発売されたタイムスリップグリコ第一弾の「ホンダスーパーカブC100」です。当時購入したもので、妖怪情景「激走!妖怪ラリー」を手掛けている際に、同じサイズ感であることに気づき、鬼太郎を乗せたいと思ったのが今回の制作のきっかけです。
カブが好きで、なんとなく手元においていたのですが、20年以上経って活用するとは思ってもいなかったなあ。しかし、改めてこのシリーズのクオリテイの高さ(流石の海洋堂)と、グリコのおまけで入手できた当時は良い時代だったな、と思いました。今では無理だろうな。
制作過程
- 頭部と両足は大百怪「豆富小僧」、ボディと両手は大百怪「鬼太郎」からパーツ取りしています。腕、腿部分はプラ棒でつないでます。
- ポーズを決めたあとは、エポパテを持って整形。瞳部分には円形に切り抜いたプラ板を貼っています。
- サフを吹いた上で、塗装。カラーリングは、アニメ「墓場鬼太郎」を参考に茶髪にしました。カブには固定せず着脱式としましたが、外すと大分内股な感じになりますね。
#妖怪情景 電車、自動車、原付バイクと、狙っていた訳ではありませんが乗り物三部作となりました。
— yokai1999 (@barou_1999) 2022年7月20日
同じスケールで並べられて嬉しい。こうなると水木先生の描いた他の情景にもトライしたくなりますね。#ゲゲゲの鬼太郎 pic.twitter.com/slWpvUtxEH
マリオカートのローディング画面みたいに並べて。#妖怪ラリー pic.twitter.com/dNpbshB9K8
— yokai1999 (@barou_1999) 2022年7月21日