切りとって、この新しいのととりかえなきゃあ
悪魔紹介
原作では、衝撃的な結末を迎えるエピソードに登場。少年サンデー連載時の最終回エピソードらしく、衝撃的でありつつも、淡々とした描写が水木イズムです。 ライオンの顔と複数の鹿の足で構成されるルックスが印象的な悪魔で、水木作品以外でも描かれることの多い悪魔ではないでしょうか?
制作過程
- 素材
チョコエッグの「ブエル」を利用しています。軟質素材でそのままでは利用できないため、お湯プラで型取りした上で、レジン複製したものを利用しています。なお、型取りする上では、もったいないけど切り刻んでます。 - 加工
切り刻んでレジン複製したものを、再度くっつけて整形しています。頭部は厚みがあったので薄くなるように削っています。また、チョコエッグのブエルは顔が、まんまライオンだったので目鼻を削り落とした上で、エポパテで造形しています。表情は、先述したように人間態ブエルの不気味な表情を参考としています。 - 塗装
獣らしいカラーリングで塗装。アニメでは顔だけ紫だったりしますが、フォルムだけで十分に化け物感があるのでカラーリングは獣らしくしています。
完成品
この姿は、原作ではほぼシルエットとしか描かれません。半身が描かれた描写が1コマだけ存在しますが、造形する上ではあまり参考にはしませんでした。本性を表す前の人間態のほうが寧ろおぞましく、藪睨みな瞳は、人間態のそれを継承しています。
アニメでもマッドな悪魔として不気味に描かれる事が多いですね。