私はこれを我慢できない
キャラクター紹介
天保時代から続く三味線屋「ねこ屋」の娘。その家業故、猫の呪いを受け、魚や鼠といった猫が好む生物の存在を感知すると化け猫へと化し、自我のコントロールを失ってしまいます。哀しき美少女。
鬼太郎とは、大家の娘と店子、小学校の同級生の関係ですが、そこに鬼太郎の淡い恋が彩りを添えます。お互い人在らざる存在(幽霊族の末裔と呪われし猫娘)という共通点が二人の距離を縮め、初々しくも良好な関係が築かれますが、その結末はショッキングかつ悲しいものです。
制作過程
- 素材
身体部の姿勢は、猫背姿勢から矯正し、素立ちのポーズとしました。頭部は、頭髪をエポパテで追加しています。 - 加工
頭部とフードはエポパテ造形。服も概ね野寺坊の袈裟をベースに整形しています。貸本版のねずみ男の容姿は、エピソードが進む毎に今のものに近づいていきますが、ここではアニメ版を参考に造形しました。 - 塗装
一般誌掲載版「鬼太郎夜話」のカラー絵ではチェック柄の服装だったりしますが、アニメを参考に赤いスカート姿としました。
完成品
目を閉じた表情としたのは、原作の伏し目がちな表情が印象的だったからです。儚い感じがして切なくもあります。鬼太郎と二人で歩く姿も良かったですね。
頭部に「豆腐小僧」を利用した、寝子と田中ゲタ吉と埋れ木一郎の三人です。並べると、なんだかジュブナイルな物語が展開できそう。水木作品の主役の大半は、少年or成年で、ティーンエイジの並びは新鮮。(まあ、寝子は小学一年生なのですが。)#水木しげる pic.twitter.com/RqJnEyN8kt
— yokai1999 (@barou_1999) 2022年4月3日