千馬万怪堂 -大百怪補完録-

妖怪・異形フィギュアの改造・改修・造形記録

ぬっぺっぽう - 大百怪補完録010

ぬっぺふほふ?ぬっぺらぼう?

ぬっぺっぽう

ぬっぺっぽう(ぬっぺふほふ)

妖怪紹介

水木しげる大先生のオリジナルデザインではありませんが、とても好きな造形の妖怪です。質感が想像できるような、できないような、掴みどころのない、気持ち悪くも、可愛らしい容姿が最高です。大百怪として油すましに次いでラインナップして欲しかった妖怪です。

制作過程

ぬっぺっぽう 制作工程

ぬっぺっぽう 制作過程
  1. 素材
    プラ板、プラ棒、エポパテ、です。レジン複製した座布団以外は、ゼロからの造形で、いわゆるフルスクラッチですが、今後も含めて、フルスクラッチで作成するのはこの妖怪だけかもしれません。
  2. 加工
    プラ板に造形を下書きし、それに沿うようにエポパテを盛ります。身体部の形がある程度整った段階で、プラ板とプラ棒を手足のおおよその長さに切り取り付与します。再度エポパテを盛り付け、あとはサフってヤスって、バランス見て部分的にエポパテ盛って、を幾度か繰り返し、細部を整えていきます
  3. 塗装
    ピンクでベース塗装した上で、ウェザリングを施し、仕上げに半光沢スプレーを塗布して完成です。通常はつや消しスプレーでしあげるのですが、この妖怪についてはツヤも出したくて半光沢を選びました。

完成品

ぬっぺっぽう

大百怪 ぬっぺっぽう

実は、フルスクラッチで制作する前に「お化け消し」版に塗装し座布団に乗せていました。が、他の大百怪とならべると密度において物足りないものがあり、フルスクラッチ作成にトライしました。うまくいって良かった。

お化け消し版と並べて

立体化したかった2大妖怪