いくつかのフィギュアを並べて、妖怪や悪魔が織りなす情景を表現します。愛好家も多い猫町切符の一場面を再現。
情景説明
猫町で猫と化した鬼太郎とねずみ男が猫又とともに踊り明かす情景です。
原作では、先輩猫たちのパワハラによりイヤイヤ踊らされる二人ですが、楽しく踊る表情としました。猫又は稀代の浮世絵師が描いたものを立体化したものです。画風が異なる猫又達ですが、意外としっくりきて良かった。
構成アイテム
- 踊る鬼太郎猫とねずみ男猫
- 2020年に奇譚クラブより発売されたカプセルトイ「ゲゲゲの鬼太郎 ぎゅっと抱きつきケーブルカバー」の1アイテム「猫にされた鬼太郎」を利用。このアイテムが発表されたときに「作れ」と言われた気がしました。ねずみ男版も発売されるものと思って待ちましたが、残念ながらシリーズ展開されることはなく、仕方ないのでねずみ男猫も鬼太郎版を元に作成しています。
- 踊る猫又(歌川国芳版)小サイズ と 招き猫
- 海洋堂の「カプセルQミュージアム 歌川国芳 猫の立体浮世絵美術館」から、「踊る猫又」と「猫も食わぬ(招き猫)」をそのまま配置。可愛らしいですね。
- 踊る猫又(歌川国芳版)大サイズ
- 奇譚クラブのカプセルトイ「歌川国芳根付」から「『見立東海道五拾三次岡部 猫石の由来』 踊る猫又」を利用。ストラップを外して、座布団に載せています。
- 猫又(河鍋暁斎版)
- 海洋堂の「miniQ 河鍋暁斎 画鬼盆景」から「鳥獣戯画 猫又」を利用。台座を外して、座布団に載せています。
河鍋暁斎は、明治時代の浮世絵師で多くの幽霊画、妖怪画を残した圧倒的画力の妖怪好きに人気の高い絵師です。 - ざぶとん
- 猫たちが乗っかっている座布団はカプセルトイ「ゲゲゲの鬼太郎おざぶとんフィギュア」の座布団をレジン複製して利用しています。
猫又の作成に合わせて、昨年発売された「おざぶとん」鬼太郎をリペイント。大百怪の目玉親父としっくりくるサイズです。鬼太郎とねずみ男はこの表情が好きなんだよなぁ。子泣きと砂かけも欲しくてシリーズ続弾を待っているんだがなぁ。#ゲゲゲの鬼太郎 pic.twitter.com/OrrcRHFJr2
— yokai1999 (@barou_1999) 2022年1月20日
制作過程
鬼太郎とねずみ男のそれぞれを同時制作。手ぬぐいは着脱可能としました。
- 一度解体の上で、ねずみ男用のものは塗装をペイントリムーバーで落とします。鬼太郎は製品の彩色をそのまま利用しました。
- ねずみ男猫は頭部と胴体を延長し、手足はポーズを定めた上でエポパテで間を埋めます。それぞれのイチモツはエポパテで造形しました。
- 造形が整ったところで、塗装前に手ぬぐいを制作。頭部にマステを貼った上でエポパテで造形します。
- ねずみ男猫や各手ぬぐいの模様は、漫画のカラー彩色画を参考にしました。