いくつかのフィギュアを並べて、妖怪や悪魔が織りなす情景を表現します。鬼太郎の名エピソード「幽霊電車」を再現しました。
情景説明
幽霊電車の前で、幽霊に囲まれる鬼太郎とねずみ男です。
貸本版では「鬼太郎夜話」の最終エピソードとして描かれ、ねずみ男は脅かされる立場でしたが、少年誌掲載版では独立したエピソードとして描かれ、ねずみ男は鬼太郎と共に、怪異に対して不敬な輩を脅かす立場にあります。ここでは少年誌掲載版をイメージして、車掌帽子の鬼太郎と笑顔のねずみ男が並ぶ姿としています。
構成アイテム
- 幽霊電車
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本体
2007年、鬼太郎アニメ5期放映時にバンダイより発売された食玩「ゲゲゲの鬼太郎 びっくり妖怪横丁」の「No1鬼太郎と幽霊電車」を利用しています。パンダグラフ
パンダグラフ部分がやたらリアルになっていますが、これはHOゲージの中古品を利用しているからです。 - 鬼太郎とねずみ男
- 2002年にカバヤより発売された食玩「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪屋敷」に付属のフィギュアを利用しています。食玩としては珍しくアニメ調ではなく漫画版の鬼太郎を再現したフィギュアで、味があって大変素晴らしいです。発売時に入手したのではなく、フリマアプリで格安でゲットしました。嬉しかった。
- 鬼太郎を取り囲む幽霊(骨)たち
- リーメントの「ポーズスケルトン」シリーズです。2014年に展開された良シリーズですが、今ではプレミアム化していて入手はちょっと高価です。ここでは、「ヒトーコドモ」「イヌ」「ネコ」のほか「オオサンショウウオ」に付属の餌(ネズミとカエル)を並べています。
制作過程
幽霊電車
- 元の形状だとシンプルに過ぎるので、プラ板、プラ棒でディティールを追加します
- パンダグラフは切り落とした上で、HOゲージのパーツに差し替えます。やや大ぶりですが、一気に細部のリアリティが増しました。
- サフを吹いた上で、傷をつけて塗装。カラーリングは、江ノ電カラーです。ちなみに、江ノ電は我が家の隣町の路線で思いれある電車です。
- 塗装後はウェザリング加工で汚します。ここらへんの加工は、ガンプラのテクニック紹介サイトを参考にしました。
- 正面上部の証明は、アルミを貼った上でレジンを盛って、硬化後にあえて傷をつけました。ホーム上の案内標識はプラ板とプラ棒で制作しました。
幽霊電車は、5期アニメの食玩「びっくり妖怪横丁」。ディティール追加と、汚し塗装は、ガンプラのテクニック紹介サイトで勉強しました。ガンプラの技術って凄いね。パンダグラフは、HOゲージのもので、やや大きいけどグッとリアル感が増して良かった。電車模型は初体験で大変だったけど楽しかったな pic.twitter.com/kj1qeUiwcO
— yokai1999 (@barou_1999) 2022年5月12日
骨壺の男
- 素体は、ボディは大百怪「かまいたち」、提灯は大百怪「提灯小僧」のものを利用しています。実際には、提灯ではなくライトを持っているのですが、ちょうど提灯パーツが余っていたのと雰囲気はあるので。
- 頭部はエポパテ造形です。のっぺりした顔ではなく、しゃれこうべとしています。頭髪や衣服は風になびいた様を再現しました。
- 塗装は悩みましたが、頭部は黒く塗りつぶし、頭髪、服もグレーとしています。
鬼太郎とねずみ男
- 塗装を落とした上で、リペイントしています。
- ねずみ男は頭部フードの膨らみが、少し大げさな印象だったのでちょっと削っています。
- 車掌帽子はプラ板とプラ棒で形を整えた上で、上部の膨らみはエポパテを盛っています。
- ねずみ男猫や各手ぬぐいの模様は、漫画のカラー彩色画を参考にしました。
鬼太郎とねずみ男は、20年前の食玩のリペイントです。車掌帽子はプラ板&エポパテ造形で、着脱可能としています。別のポーズのものに被せて、幽霊電車の舞台裏を表現できます。計画を練る二人とか、終点まで居眠る鬼太郎とか。可愛い。#幽霊電車 pic.twitter.com/2ODqn8CN0B
— yokai1999 (@barou_1999) 2022年5月13日
電車の塗装、それも廃車加工はこれまで経験なかったので大変でしたが、達成感も高かったです。名シーンが再現できたのも嬉しかった。