千馬万怪堂 -大百怪補完録-

妖怪・異形フィギュアの改造・改修・造形記録

天井嘗、天狗ほか - 大百怪補完録 番外編3

名作「妖怪根付」を座布団に乗せる

天井嘗、天狗、文福茶釜

天井嘗、天狗、文福茶釜

妖怪紹介

大百怪より以前の名作妖怪フィギュアより、天井嘗め、天狗、分福茶釜の三体を座布団に乗せてみました。天井嘗は、水木しげる先生の彩色カラーにリペイントしています。 天井嘗めと天狗は支柱をつけて座布団に載せました。もともと自立しない形状だったので、飾りやすくなりました。

天井嘗

大百怪 天井嘗

天狗

大百怪 天狗

元の商品

2001年にフルタ製菓より発売された「百鬼夜行 妖怪根付」。メーカーは海洋堂、造形総指揮に竹谷隆之、解説は多田克己と豪華な布陣。当時、海洋堂を中心に食玩フィギュアブームの真っ只中で、前年に同フルタ製菓&海洋堂による「百鬼夜行」シリーズが展開された直後で、妖怪フィギュアの決定版のように感じたのを覚えています。陽の巻と陰の巻に別れたシリーズ展開で、金欠学生時代にバイト代で買い漁ったのを覚えています。

百鬼夜行 妖怪根付

百鬼夜行 妖怪根付

加工箇所

天井嘗
ペイントリムーバーで塗装を落とし、刻印をパテで埋めた上で再塗装。つや消しスプレーで完成。
なお、塗装を落としたところ、クリアカラー素材だったので舌部分は成型色をそのまま活かすことにしています。舌以外のカラーリングは水木しげる先生の妖怪画を参考にしました。

天井嘗 リペイント工程

天井嘗 リペイント工程
天狗
一部形状に欠け・凹みが見られたので刻印部分と合わせてパテで埋めます。
カラーリングは元の塗装を活かしていますが、雑な箇所(このシリーズ、全体的に塗装が甘い)を修正し、つや消しスプレーを塗布して完成。
文福茶釜
何も手は加えていません。そのまま座布団に載せただけ。
この狸、歯をむき出した表情なのですが、もう少し柔らかい表情だと良かったな。